神社だけでなく、ライブやイベントのグッズ、アニメやゲームのグッズなど、さまざまな場面で作る機会が増えたオリジナルお守り。たくさんの方に喜んでもらうためにも、オリジナルお守りの作成を検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オリジナルお守りを作成するコツを解説します。デザイン作成や業者選びなど、オリジナルお守りの作成に不安や疑問がある方は、ぜひ参考にしながらオリジナルお守りを作ってみてください!
オリジナルお守りのデザインを決めるコツ
オリジナルお守りを作るときにまず気になるのが、「どんなデザインで作れる?」ということではないでしょうか。どんなオリジナルお守りが作れるのか知っておくことで、デザインをスムーズに作成することができます。
では、デザインを決めるコツを4つ紹介するので、さまざまな角度からオリジナルお守りのデザインを検討してみてください。
素材を決める
オリジナルお守りの素材は、おもに次の3種類に分かれています。
布タイプ
クリア袋タイプ
アクリルタイプ
布タイプのオリジナルお守りは、神社などでもよく見かけるもっとも一般的なお守りです。織ってオリジナルデザインを形にすることで、高級感のあるオリジナルお守りが作れます。
クリア袋タイプのオリジナルお守りは、水に強いPVC素材を採用しています。布タイプのお守りと比べるとデザインの自由度が高いので、写真やイラストを美麗にプリントしてオリジナルお守りを作りたい方におすすめです。
また、最近人気が高まっているのが、先が見通せる御守、オリジナルアクリルお守り(透明お守り)です。
引用元:ME-Qのオリジナルお守り
アクリル素材は優れた耐久性と美しい透明感が特徴です。また、オリジナルデザインの色味や細部のデザインまできれいにアクリルにプリントできるため、神社をはじめ幅広い業種のオリジナルグッズやノベルティとしてアクリルお守り(透明お守り)を作成する機会が増えています。
また、アクリルは加工しやすく、デザインの自由度が高いのも人気の理由です。とくに推し活グッズの場合、アクリルキーホルダーやアクリルスタンドといったアクリルグッズが定番なので、アクリルお守り(透明お守り)もたくさんのお客様に喜んでもらえる可能性が高いです。
オリジナルお守りの印刷方法を決める
布タイプのオリジナルお守りの場合、織ってデザインを表現するのが一般的ですが、織とプリントを組み合わせて作れるケースもあります。
引用元:爽輪のオリジナルお守り
クリアタイプやアクリルタイプ(透明お守り)の場合、基本的に片面印刷または両面印刷から選択できるケースが多いです。さらに、アクリルにゴールドやシルバーなどを貼り付けてデザインを作る箔押しができるとより高級感のあるオリジナルアクリルお守り(透明お守り)に仕上がります。
箔押しだけでデザインをアクリルにプリントするのはもちろん、箔押しをアクセントにするのもおすすめ。業者によってはオーロラに光る箔押しに対応していることもあります。
紐やキーホルダーを決める
オリジナルお守りは、さまざまなオプションが用意されているケースがあります。業者によっては、「願いが叶う」という意味が込められているメガネ結び紐のカラーが選べるオリジナルお守りもあります。
ほかにも次のようなオリジナルお守りのオプションも人気があります。
飾り紐(房飾り)は、ホウキの形に似ていることから「悪いことを払う」という意味を持つ縁起物です。メガネ結び紐と組み合わせてオリジナルお守りを作成すると、存在感のあるオリジナルお守りが作成できるでしょう。
また、バッグや財布、スマホに付けるのに便利なキーホルダーも、人気のあるオプションの一つです。そのほか、アクリルお守り(透明お守り)の場合、カラーアクリルやラメアクリル、オーロラアクリルなど、アクリルのカラーや質感を選べるケースもあります。
目的に合ったデザインを作成する
引用元:タイヘイ化成のオリジナルお守り
オリジナルお守りのデザインを決める前に、まずはオリジナルお守りを制作する目的を明確にすることが大切です。たとえば、厳格な神社のお守りと、アーティストの公式グッズとして作成するお守りでは、ベストな素材やデザインが異なります。
販売する方の好みや傾向を考慮して、素材やオプションを決め、デザインを作成しましょう。最近では、アーティストやアイドル、スポーツチームの推し活グッズとしてオリジナルお守りを作ることが多くなっています。
たとえばアイドルの場合は、「神席祈願」のお守りにするとファンに喜ばれるオリジナルお守りに。スポーツチームのオリジナルお守りを作る場合は、「必勝祈願」「優勝祈願」などもおすすめです。
オリジナルお守りを制作する業者選びのコツ
依頼する業者によって、仕上がりが大きく変わることがあります。オリジナルお守りの生産後に「思っていたイメージと違う…」と後悔しないためにも、オリジナルお守りを作る業者選びのコツを参考に、完成度の高いオリジナルお守りを作成しましょう。
実績や制作事例を確認する
引用元:販促ワールドのオリジナルお守り
オリジナルお守りを制作する業者を選ぶときは、実績や制作事例を確認すると安心です。実績のある業者は依頼の数が多いため、たしかな技術やノウハウを持ったスタッフが対応してくれる可能性が高いでしょう。
また、制作事例を確認することで、印刷の仕上がりや対応してもらえるデザインなどが把握できます。一般的なオリジナルグッズ制作業者の場合、商品ページに制作事例が掲載されていることが多いです。
事例がまったく掲載されていない業者は、クオリティに問題がある可能性もゼロではありません。生産後に後悔しないためにも、必ず実績や事例を確認してから業者を選びましょう。
1個からなど小ロットで作る場合は最低ロット数を確認する
業者によって注文できる最低の数である最低ロット数が異なるため、1個からや小ロットで作りたい方は最低ロット数を確認して業者を選びましょう。中には1個からや小ロット作成できる業者もあるので、希望する注文数に合わせて業者を選んでみてください。
たとえば、10個以下という小ロットでオリジナルお守りを作りたい場合、「1個から」「小ロット」というキーワードを追加して検索すると、希望する業者が見つかりやすくなります。ただし、「端数まで指定したいから1個から注文できる業者を探している」という場合、業者にはよるものの、最低ロット数以上であれば端数まで指定できるケースもあります。
また、複数デザインで作る場合も、合計の注文数からデザインごとに個数を振り分けられるケースもあるので、合計数によっては必ずしも1個から小ロットで作れる業者を探す必要はありません。反対に1,000個以上など、大ロットでオリジナルお守りを作りたい方は、OEM制作の実績が豊富な業者などを選ぶのがおすすめです。
1,000個以上のオリジナルお守りの制作は、対応している業者が絞られるほか、相談した上で見積書を作成するケースが多いので、信頼できる業者を見つけて問い合わせてみてください。
サンプルの取り寄せや試作品の制作に対応している業者を選ぶ
納品後に「思っていたイメージと違う」「仕上がりのクオリティが低い」と後悔するケースも少なくありません。失敗を防ぐためにも、サンプルの取り寄せや試作品の制作を行ってから、オリジナルお守りの生産に入るのがおすすめです。
サンプルとは印刷や加工を行う前の商品のことで、業者によっては無料で取り寄せられることもあります。とくに商品選びに迷っている場合は、複数商品のサンプルを取り寄せれば、比較検討しやすくなります。
また、生産前に試作品を作成することも大切です。オリジナルグッズ制作業者では、デザインデータの校了後に送られてきたデータを確認した後に生産に入るのが一般的です。
しかし、データと完成品とではイメージに違いが出るケースも少なくありません。試作品を作成すれば、気になる部分を修正してから生産に進めることができるので安心です。
安いオリジナルお守りを作るコツ
予算内でオリジナルお守りを作るために、価格だけで制作業者を決めるのはあまりおすすめできません。とはいえ、「オリジナルお守りの制作コストはできるだけ抑えたい」「予算内でオリジナルお守りを作りたい」という方も多いでしょう。
ここからは、コストを抑えてクオリティの高いオリジナルお守りを作るためのコツを3つ紹介します。
見積もりを取って比較する
オリジナルお守りの制作を依頼する業者は、最初から1社に絞るのではなく、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討するのがおすすめです。複数の業者の見積もりを比較することで、オリジナルお守りの相場感が確認できるほか、余計な項目に費用が発生していないかどうかも確認できます。
業者によっては商品代のほかに別途、印刷代やデータ編集代、包装代、送料といった料金が発生する可能性もゼロではありません。いくら単価が安くても別途かかる費用が多いと結果的にコストが膨らんでしまいます。
複数の業者の見積もり金額や内容を確認した上で、依頼する業者を比較検討するとコストを抑えてオリジナルお守りが作成できるでしょう。
注文数ごとの価格を確認する
オリジナルお守りをはじめとするオリジナルグッズは、注文数が増えるごとに単価が安くなるのが一般的です。業者のサイトには、もっとも安い場合の単価が記載されているケースも多いので、パッと見た価格で比較すると「思っていたよりも金額が高い」と後悔してしまう可能性があります。
注文数に応じた正しい価格で比較するためにも、商品の注文ページで注文数を入力したり、見積もりを取ったりして単価を確認しましょう。また、業者によっては50個単位や100個単位で単価が変動することがあります。
場合によっては99個注文するよりも100個注文した方がお得になることもあるので、単価が切り替わるラインも確認しておくと損しません。
国内の自社工場で生産している業者を選ぶ
国内生産の場合、コストが高くなるというイメージがあるかもしれません。しかし、海外に生産を依頼すると輸送費やマージンがかかってしまいます。
その点、国内の自社工場でオリジナルお守りの制作を行っている業者は、余計なマージンが発生しないほか、輸送費もかからないため、コストを抑えてオリジナルお守りが作れます。また、国内の自社工場で一貫してグッズの制作を行っている業者なら、修正などの対応がしてもらいやすいほか、短い納期で生産してもらうことも可能です。
さらに、国内の厳しい基準でグッズの検品などを行っているため、クオリティの高いオリジナルお守りが作れるでしょう。
まとめ
オリジナルお守りは、神社でよく見る布タイプやクリア袋タイプ、アクリルタイプなど、幅広いタイプの種類があります。とくにアクリルお守り(透明お守り)の場合、箔押しやメガネ結び紐、飾り紐、キーホルダーなど、オプションも幅広く用意されていることが多いです。
また、アクリルお守り(透明お守り)は写真やイラストまで柔軟にアクリルに印刷できるので、神社をはじめ、さまざまな場面のオリジナルお守りに向いています。今回紹介したオリジナルお守りを作るコツや業者選びのコツなどを参考に、ぜひクオリティの高い神社のお守りや推し活のお守りなどを作成してみてください。
ワンランク上の仕上がりを目指すには
既製品のようなアクリルお守りを作りたいなら、この記事も必見です。デザインを洗練させるコツや、知っておくと得する制作のノウハウが満載。ぜひあなたの制作にお役立てください。
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